事故をすると、修理して乗り続けるか、買い替えをするかの判断を迫られることがあります。
バンパーが軽く凹むくらいの事故や、ドアが傷ついたくらいの事故ならば、迷うことなく修理をして乗り続けますよね。ですが、エンジン位置がずれたり骨格部分が大きく曲がったりするなど、修理費が100万円を超えるような事故だと、買い替えをした方がメリットが大きい場合もあります。
というわけで、今回は『事故車を修理するか買い替えるかは、出費、安全面、愛着で判断しよう』についてお話ししますね。
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事故車を『買い替え』か『修理』かの判断基準
事故をして修理代が高くなると、買い替えるか修理するかは悩むことがありますよね。
どちらを選ぶかの判断は人によって違いますが、もし迷うようなら、以下の点を考慮して判断してはみていかがでしょう。
1.保険会社がどのくらい払ってくれるか、自分の出費がいくらになるか
2.修理後の車の安全面
3.事故をした車に対する愛着
一つずつ説明しますね。
1.保険会社がどのくらい払ってくれるか、自分の出費がいくらになるか
車を購入したらほとんどの人は、任意保険に入りますよね。
事故をすれば、保険から保険金が払われますが、その最高額は車の時価までです。
たとえば、事故をして修理費が120万円かかるとしても、車の価値が100万円しかなければ100万円までしか保険金は払われず、のこり20万円は自腹になります。
これは、相手の過失100%の事故でも、相手の保険会社の査定が100万円となれば、100万円までしか払われないんです。
ちなみに、車の時価は、市場価格で決まりますが、新車で購入したとしても、
・5年で新車の半分の価値
・8~10年で価値はゼロ
になると言われています。
しかも、20万円を自腹で出費して修理したとしても、骨格に影響がある事故だった場合、その車には“事故歴(修復歴)”がついてしまいます。すると、数年後に買い替えするとなったときに、無事故車よりも査定額は大幅に下がってしまうんです。
※事故車の定義については、こちらを参考にしてください
そのため、自腹で出費をしたにもかかわらず、いざ売却しようとした時には、買取額は低くなってしまう可能性があるんです。
なので、事故をしたときに、買い替えるかどうかは、自分がどのくらい出費をするかを判断の材料としてください。
その時に考慮するのは、
・保険会社がいくら保険金を払ってくれるか
・修理費がいくらかかるか(自腹はあるか)
・買い替えするとしたときの自分の出費額
・事故した車は、いくらで売却できるか(動かなくなってしまったような事故車も、買取業者に売却することができます⇒事故車を高く売る!一括査定サイトランキング)
を総合して考えるといいですよ。
一般的に、修理をする方が、その時は安上がりです。ですが、数年後まで考えたときは、買い替えた方がメリットが大きいこともありますよ。
2.修理後の車の安全面
事故車は、修理をしても事故前の状態に戻ることはありません。
全塗装しなければ、どんなに綺麗に塗装をしても色の違いは絶対に出てしまいます。また、骨格部分が曲がってしまえば、 車の強度は落ち、ひずみも残ってしまいます。すると、走行に何らかの支障が出る可能性もあります。
さらに、事故をした車の修理は、先見性のある整備士が将来を見越して部品の修理・交換をしてくれないと、あとから不具合が起きる場合があります。
そして、後からでてくる不具合の修理は、自費になってしまうんです。
このように、大きな事故をした車というのは、
・安全面で無事故車よりも劣る
・修理をしても、後から不具合がでやすい
ので、買い替えか、修理をするかで悩んだ時は、この点も考慮してください。
3.事故をした車に対する愛着
事故をして、買い替えをするか修理するかで悩んだ時は、その車にどのくらい愛着があるかも大切です。
その車が絶版車で、「絶対に乗り換えたくない、不具合が起こっても直して乗り続ける」というくらいに愛着があれば、迷わず修理をした方がいいです。
ですが、そこまでの愛着がなければ、買い替えをした方がいいかもしれません。
というのも、たとえ修理をして綺麗に直したとしても、車を見るたびに
「事故をした車なんだよな~」
「売るときに査定額が下がってしまうんだよな~」
と後悔する事になることもあります。
その結果、車に愛着がわかなくなり、
『扱いが雑になる⇒運転が荒くなる⇒事故を起こしやすくなる』
となる可能性もあるんです。
なので、買い替えるか修理をするかで迷ったら、 どのくらい愛着があるかも判断材料に入れてください。
大きな事故をすると、買い替えるか修理をするかで悩むことがあります。その時は、
・金銭面
・安全面
・愛着
の3点を総合的に考えて、自分が一番納得できる方を選択してくださいね。
もし実際に悩む場面が来たら、修理の見積もりと買い替えの見積もりを比べながら、事故をした車の査定を受けます。そして、最終的に一番得ができ、納得できる方法を選ぶといいですよ。